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「幸福な遊戯」角田光代著 [本]

「幸福な遊戯」「無愁天使」「銭湯」の3作が収められています。
私は、「銭湯」が一番気に入りました。
「自分の夢を追いかけるために就職はしない」と実家の親には言ったものの、その不安に耐え切れず夢を諦めて就職してしまった主人公の八重子。しかし、実家の母には、「夢に向かって努力いている」と手紙を書いていました。しかし、物語の最後で、投函することが出来ずに、自分でずっと持っていた事が明かされます。何だかとても、ホッとしました。そして、とても救われたような気がしました。
八重子は、自分の周りには、変な人たちが多いと思っていました。しかし、そんな人たちもやはり自分と同じように生活している事を知り、自分も同じだと気がつきます。きっと今後は、違った目で周りの人たちを見ることができ、新しい夢を持つことも出来るだろうなぁ、と期待させて物語を読み終えることが出来ました。


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コメント 4

そこかど

銭湯という題名と、書かれているストーリーがなんだか結びつかない・・・でも、すごく心惹かれます。今度図書館で借りてこよっと!
by そこかど (2005-08-18 08:11) 

SUM

>そこかどさん
>ストーリーがなんだか結びつかない・・・
全くその通りですネ(ドカバキ 反省です。
主人公の八重子は、銭湯で色々な人達を目にします。「息子の自慢話を延々と話す老婆」「あまりにも肌を磨き上げる女性」など。
最初は、その様な人々を『異質』だと思っていた八重子でしたが、それらの人々も自分と同じように、それぞれの自分自身を生きているのだという事に気づいていきます。
というお話です。
by SUM (2005-08-18 21:40) 

そこかど

読みました!
私も最後の「銭湯」で救われました。
自分がチビを持ってるので、すんごく重い本でしたわ・・・。
それと、現実から離れてると、実体のないものに囚われてしまうのかしら・・・んあて思ったりして。ご紹介ありがとうございました!
そこかど
http://blog.goo.ne.jp/detective_trajectory/
by そこかど (2005-08-26 08:27) 

SUM

>そこかどさん
私は、これらの物語のキーワードは『執着』だと思っています。友情や夢、自分自身への執着...。
勝手な想像ではありますが、著者も『自分自身のちょっと痛い所を削り出してみました。』といった心境ではないでしょうか。
執着心は誰しも持っていますし、それが向上心に変われば、すばらしい事だと思いますし...。でも、ムツカしいんですケドねぇ。
by SUM (2005-08-26 22:27) 

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