So-net無料ブログ作成
検索選択

「エンジェル エンジェル エンジェル」梨木香歩著 [本]

愛と憎しみ、敬愛と嫉妬の物語です。
奥深いです。伏線とすべく、故意に省略されているストーリーを見つけ出すための、想像力と注意力が必要です。そういう私は、大分見落としているようですが...。

この物語は、聖書の一節が出てくる事からも分かる通り、「愛」という言葉が重要な意味を持っています。しかし、一応自分は仏教徒だと思っている私には、「愛」と言われると、どうも負のイメージが湧いてしまいます。
しかし、「愛は苦悩であり、その苦悩の中から慈悲を見つけ出し、慈悲によって他者との共感を得る」と考えれば、「愛」が負のイメージだというのは、短絡的な考えなのかもしれません。「慈愛」や「仁愛」というのは、とても温かみのある言葉ですし。

それにしても、私がこの本の粗筋を書こうとすると、単なる自分勝手な人間の話になってしまいます。と言うことで、一番気に入った(気になった)一節を抜粋させていただくことにします。
 「・・・・・・私が、悪かったねえ」
 「コウちゃん、神様もそう呟くことがおありだろうか」
 「神様が、そう言ってくれたら、どんなにいいだろう」
この一節を読んだ時、私は涙が出そうになりました。さわちゃんがずっと背負ってきた苦悩の重さが、この一言に表わされているように思います。

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。

×

この広告は1年以上新しい記事の更新がないブログに表示されております。